支配民族「カーマ」は戦争によって惑星ルーンを凍結させ、隣星のマージへと移住した。それから4000年後、過去の戦争の記憶は風化し、カーマは他者の精神を侵犯する能力を用いて、奴隷民「イコル」を最下層とする階層社会を形成していた。ルーンの氷が溶け始め、カーマ達はかつてかつて古代戦争を争い、4000年の氷河期を経てその記憶を忘れ去った原住民「イムリ」の住む母星、ルーンへの移住を始めていた。

引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%AA

Kindleで読んだ漫画でのオススメ。
設定が複雑な点は問題だが、実によく練りこまれていて驚いてしまう。
読んでいくと「あれ?そういえば1巻に伏線あったな」と思うことしばしば。

いくつかの条件を満たすことで術で相手を操ることができる支配層カーマとイムリにも4千年の時を口伝で伝わった術。口伝の内容には様々なヒントがあったりと何度も読むのに大変適している。
漫画の良い点にもう一度読むのが容易いというのがあると思うけど、複雑な設定のところを媒体で上手く補っていて読みやすい。

キャラクターの動きに一見不自然な点があってももう一度読み直すとキャラが何故そう考えて行動したのかが説得力ある。

ただ、私の場合だとキャラクターの違いが絵で判別しづらかったので、そこが読み慣れないと難しい点でした。絵に問題が無ければ是非御覧ください。

おはこんばちは。長野遠征中に読んだ本を紹介いたします。

感想
少し前の本ですけれど思っていたより面白かった。
はてなのどこかで紹介されていたのがきっかけで読みました。
帯の
ホワイトカラーの半数が消える

という文言とパックマンに見立てたコンピューターは中々ひきつけるものがあります。コンピューターや機械の発達でよくブルーカラーの仕事がなくなると言う場面はSFで描かれたり、工場で動いている機械を紹介されると自然と思い浮かぶものですが、ホワイトカラーも仕事がなくなるという題材からスタートします。
 そして、なぜホワイトカラーの一部が代替可能なのかを示唆し、その中で出てくるアウトソーシングならぬクラウドソーシングという具体例はホワイトカラー消失の可能性を示唆する上で十分でした。
 また、コンピューターに出来ないものが何なのかを具体例を交えて解説しており、ホワイトカラーになる予定の人が読むには悪くないと思います。

途中で数学の歴史や著者の体験談を交えた日本での教育の話にも足を伸ばしています。
ギリシャ数学の発展はその数字によって妨げられたというのが紹介されるのですが、
XXⅢXⅢXIVVIXIXIXIX

確かに10桁以上のギリシャ数字を見れば納得せざるを得ないですね。高分子屋にはおなじみのブラウン運動の話も少し出て思わずランダムウォークか!って言いたくなりました。

妄想
 本文中に日本教育が海外のものを真似ることからスタートしているという話があり、当然そのために真似ることに重点を置いていると書かれているのは非常に面白かった。「真似るから学ぶが生まれた」とは「数学は愛である」で有名な私の出身大学の先生の言葉だがまさにそれ。
奇しくも日本語という言葉が外来語を取り入れやすいということが相まって成功しているように見えますよね。
 それはたとえば英語の《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(M12)》を中国語というか漢字にしようとするとギは儀なのか義?あるいは~とかなりますけど、日本語はカタカナという武器があるので簡単にギデオンジュラとおけることができます。まぁギデオンズラとか書かれる可能性もありますがそう遠くはならないでしょう。
 日本人がデッキビルダーとしてあまり活躍していないという指摘があったのは文化的な背景も確かにありそうだなと思った次第。とはいえデッキを作るのをやめる理由にはなりませんけどねw

他にも読んだ方がいたら感想を聞きたいな。

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